Evernoteを読書に活用する

以前、「ペーパレス化は目的を明確に」という記事で紹介した「本を断裁機でバラしてScanSnapでPDF化」というスタイルを取り入れてから、本は原則としてPCやiPhone(今後はiPadも活用したい)で読むようになりました。

そして、このスタイルで何冊か読んでいるうちに気付いたのですが、このスタイルによるメリットは、単にいつでもどこでも好きな本が読めるだけではないようです。

意識してはじめたわけではないですが、PDF化した書籍をPCで読んでいたときに気になる点があったので、PDFを画面左に寄せて、画面右にEvernoteを起動して、それをEvernoteに書き出しました。

これだけなら、PCを使わずともノートとペンがあればできますが、PCなら、すぐに関連情報をウェブで検索することができ、さらにEvernoteを使えば、そのウェブ上の情報を一緒にまとめることができます。

そして、自然と、画面左で書籍を読みながら、画面右のEvernoteに情報を書き出すとともに、ウェブ上の膨大な知識と知恵を活用しながらリアルタイムに情報を整理するという新しいスタイルにたどり着きました。

本の情報だけではその本を超える知恵を身につけることはできません。しかし、ウェブを活用すれば、その本を十分に理解できるだけでなく、その本が取り扱うテーマについて、その本を超える知恵を身につけることができるのです。

最近速読が注目されていますが、読んだ本の冊数が多くて得することはあまりありません。読んだ本の冊数が多ければ、人より多くの知識を得られるかもしれませんが、何でもウェブで検索できる時代にムダに知識を詰め込んでも仕方がないのです。それよりも、本を読む中で考える機会を増やし、ロジックを鍛えることの方がよほど重要です。

また、ロジックの鍛え方について、以前「本を選ぶ」という記事に書いたので、そちらも是非参考にしてください。

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