必要とする情報の整理とメディアの使い分けで、質の高い情報を早く集める
1月に書いた記事「情報収集の目的を定めることで、その効率と質を高める」の続きです。簡単に済ませたところがわりと重要だったので、追記分として書きました。
必要とする情報を整理する
ビジネスにおいて社会環境を知ることは重要ですが、新聞の社会面などで日々起きる事件をただ知っても社会環境の把握にはあまり繋がりません。(自分の場合、社会ニュースは一応ヘッドラインだけは読みますが、ほとんど詳細は読みません。)
目的が社会環境の把握であれば、個別の事件よりも統計情報や世論・流行などを専門誌などで週次でチェックした方が遥かに効率が高いです。
情報収集の効率を高めるには、自分が日次で個別に知るべき情報と週次・月次で俯瞰的にチェックした方がよい情報との切り分けが必要です。
人は立場によって必要とする情報が違うので、自分が得るべき情報は、自分で定義するしかありません。実績のある人がレコメンドする情報が自分にとって必要とは限りません。
メディアをうまく使い分ける
各メディアには、それぞれ良いところと悪いところがあります。これを把握して使い分けることが、質の高い情報をより早く集めることにつながります。
メディアの特徴については、だいぶ前に何かの記事(ソース書かずにEvernoteにメモしたから覚えてない...)を参考にして自分が加筆しました。
新聞
- 情報の信頼性は高い
- プレゼンで権威づけされた情報として活用することもできる。
- インターネットよりも情報は遅い
- 1つのテーマに対する情報が浅い
- 他のメディアと同じく書き手の価値観による決め付けがある(新聞はこれがないと思うと判断を誤る)
専門誌
- 情報の信頼性は高い
- 週刊または月刊のため、情報は遅い
- 1つのテーマに対する情報が深い
インターネット
- 誤りやウソも多く、情報の信頼性は低い
- 情報は極めて早い
- 1つのテーマに対する情報は極めて深い
- 多様な価値観が存在する
- 必要なときにすぐ調べられる
- 質の高い情報を無料で得ることができる
個人的な見解
- インターネットを活用すれば新聞はなくてもいい。ただし、権威づけされた情報として活用できる。
- 新聞記事の検索サービスは結構活用できます。
- インターネットの情報は信頼性が低く、活用できるかは個人のリテラシーに大きく左右される。
これらメディアの特徴を踏まえて、自分の場合は以下のメディアを中心に情報を収集しています。
インターネット
- Googleニュース(新聞社や専門情報サイトのニュースをまとめてチェック)
- はてなブックマーク(主にITの最新トレンドをチェック)
- Googleリーダー(国内外のサイトの最新記事をチェック)
- Twitter(自分の仕事や生活に関連する情報を発信する人を中心にフォローしています)
専門誌
- Newsweek 日本語版(グローバルな情勢やトレンドを週次で俯瞰的にチェック)