RSSリーダーを使わなくなるまでの情報収集モデルの変化
RSSリーダーを使いはじめた頃は、気になったサイトを何でも登録していて、登録フィード数は100を軽く超えていました。200も超えていたのかも。
仕事など色々と整理して考えていた時期にこれも見直すことにして、RSSリーダーでなければならないサイトを精査していきました。
Googleニュースとはてなブックマークの活用
一般的なニュースはGoogleニュースで、そのほか個人のブログを含め多くの人々に有益な情報は、ユーザーにフィルタリングされて、はてなブックマークなどのソーシャルメディアでチェックできるので、RSSの登録フィード数をかなり減らせました。
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ソーシャルメディアの使い分け
Twitterを使い始めた頃は、そこそこの人数をフォローしてて、リストで分けてHootSuiteでリストごとに読むという形になっていました。自分はTwitterを情報収集と知人や同じテーマで話せる人とのコミュニケーションツールとして考えていて、効率よく使っていたつもりでした。
これが、日本でもFacebookが流行り始めたことで変わりました。知人とのコミュニケーションがそちらにシフトしたことや、同じテーマで話せる人とのコミュニケーションは、Facebookグループや後発のGoogle+のコミュニティの方が活用できるようになりました。区分けが明確な分、特定のテーマに関する交流はこちらの方が機能します。
Twitterは、フォローした人の投稿が常にタイムラインに表示されます。娯楽的なツールとして楽しむなら、フォロー数が多いほうがタイムラインが多様で楽しいと思いますが、情報収集ツールとして使うのであれば、フォローは必要最小限に留めて、タイムラインを洗練した方がよいと思います。
そういった状況の中でTwitterの活用を考えた結果、フォロー数を一気に減らして、Twitterはごく限られたユーザーの発信するリアルタイムな情報をチェックするツールとして活用することにしました。RSSリーダーに近い使い方になったと言えます。
Twitterをあくまで情報収集ツールとして使うのであれば、常にチェックしたい人はフォロー、時間がある時にまとめてチェックしたい人はフォローせずにリスト登録というのがいいのかと思います。
- Twitter:ごく限られたユーザーのリアルタイムな情報をチェックするのと、自分が発信した情報についてコミュニケーションできるツール
- Facebook:友人や仕事で名刺交換した人などの知人や特定グループとのコミュニケーションツール
- Google+:詳しくは後述
活用方法が見出せなかったGoogleカレント
ちょうど、Googleリーダー廃止アナウンスの1週間前くらいにRSSリーダーを使わない情報収集を考え始めて、Googleカレントが思っていたよりもうまく使えるんじゃないかと活用方法を模索していました。
今日一日、Googleカレントの活用方法を模索した。はじめてリリースされた時とver 2.0がリリースされた時もそれぞれ同じ事をしたけど、すごく惜しい感じで活用方法が見出だせなかった。(続く)
— 樋口 彰久 (@akihisa_higuchi) 2013年3月9日
(続き)改めてトライしてみてよくわかったのは、必ずチェックしなければならないものは結局RSSリーダーでしか管理できなくて、Googleカレント向きなのは、それ以外の流し読みでいい情報の管理。そういう情報をここに集約すると便利そう。今日からしばらく使ってみることに。
— 樋口 彰久 (@akihisa_higuchi) 2013年3月9日
しかし、GoogleカレントはRSSリーダー代わりにはならないと結論づけました。また、Googleリーダー廃止の件もあって、これも存続が極めてあやしいので、次の道としてGoogle+の活用を考えてみました。
Google+の活用でRSSリーダーを使わなくなった
これまでGoogle+は活用方法が思いつきませんでした。すでにTwitterやFacebookがある上に、個人アカウントと会社のAppsアカウントの使い分けが見出だせなかったのと、モバイルアプリでアカウント切り替えができないので使いづらいなと。
ただ、これまではGoogle+をSNSとしてしか評価していなかったので、改めて情報収集ツールとして再評価しました。
結果として言えるのは、これまでRSSリーダーで読んでいたコンテンツがGoogle+でも配信されていれば、Google+は優秀な情報収集ツールとして活用できます。
自分の場合は、それまでフィード数を整理して少なくなっていたこともあり、ほぼすべて対応していました。また、Googleリーダーの廃止でRSSリーダーとSNSの認識が変わってきたことで、今後対応コンテンツは増えていくと思います。
サークルを活用してソースを分類する
Google+には、サークルごとにホームに表示される投稿の量を調整する機能があります。これを一番右にスライドすると、ホームに投稿を全件表示するだけでなく、新しい投稿のたびにお知らせを届けることができます。
流し読みでいいのは普通に「フォロー中」に入れておいて、読み落としなくチェックしたいコンテンツは上記の設定をした別のサークルに入れておくことで、もれなくチェックすることができます。また、この場合は未読チェックもできます。
まだ、自分も完全には馴染めていない感じがありますが、ルーズに収集したい情報源と必ずチェックしたい情報源を分けて一元管理できることで、むしろRSSリーダーより効率よく活用できるのかもしれません。