名刺にどんな機能を求めるのか - オンライン名刺作成サービス MOO でデザイン名刺を作った
名刺は、起業してからずっと自分でデザインしたものを使っていて、ここ数年はバッグの中身でも紹介していたこのデザインのを使ってました。
名刺だけでなく、会社のパンフレットなどもIllustratorで作っていて、そこそこ活用していたのですが、最近はiPadの活用もあって営業活動もペーパレスになり、Illustratorは完全に名刺制作でしか使っておらず、名刺制作を外注してIllustratorをなくしたいなと思ってました。
あまり使わないので、毎回最新バージョンを買うのもムダかなというのと、かといって古いバージョンのアプリケーションを使い続けるのはセキュリティリスクになるので、コアビジネスに関わらないアプリケーションはできるだけ使うべきではないなと。
そこで、既成デザインによる名刺作成サービスを活用したいと思っていたのですが、国内のはどれもデザインがイマイチで使いたくなくて、ちょっと前にFacebook名刺で話題になったMOOは、デザインはすごくいいのですが日本語が使えないと聞いて諦めてました。
名刺にどんな機能を求めるのか
しばらく経って、もうMOOなんてとっくに忘れた頃に、改めて名刺デザインをどうしようかと考える機会がありました。
自社が主催じゃないセミナーとかでほぼ社交辞令的に名刺交換したときに、名刺の裏に事業内容を載せてても見てもらえないことが多く、会社名・住所・電話番号を裏面に移して全面を極端にシンプルにして、「えっこれだけ?」って気になった相手が裏面も見てくれるってのが、これまでの名刺です。
これはこれで一定の効果はあったのですが、自社の営業プロセス・ターゲットとする顧客層・ブランディングのあり方と名刺の機能を考えたときに、この事業内容を名刺に記載するスタイルは、何か違うかもと思うようになりました。
まず、自社の営業プロセスにおいて、名刺から仕事に繋がるケースは皆無で、最終的に顧客となり得る相手との名刺交換は、Webサイトからのお問い合わせ・インサイドセールス・商談と進んで直接会った時点ではじめて行われるので、実際のところは名刺で事業内容を伝える必要性は限りなく低く、商談時の価値提案や競合への優位性を示すうえでのサポートが行われるよう機能させるべきであること。
今回でいえば、自社のアイデンティティである「Smart」を表現できるデザインを選んだのと、パーソナルスキルの高さを相手に伝えられるようにそれを記載してあるLinkedInのアドレスを入れました。
また、自社のターゲットとなる顧客層は、インターネットをある程度積極的に活用しているところで、リードソースはWebがほとんどなので、会社のWebサイトに住所や代表電話番号が記載されている以上、名刺の会社情報は社名とWebサイトアドレスだけ最低限記載されていればいいと考えました。
そう考えると、別に日本語が使えなくてもいいので、以前気になっていたMOOで名刺を作ってみようと思いました。(その後、MOOはフォントによっては日本語が使えることがわかりました。今回は使いませんでしたが。)
MOOでデザイン名刺の作成
国内のサービスとは比較にならない高いクオリティのデザインがたくさん登録されていて、この中から選んでカスタマイズできます。
自分は、このデザインを選びました。
こんな感じでブラウザで名刺を作成できます。ここで連絡先などを入力した後で、注文画面に移り注文することになります。
一番安い配送方法を選んだので、注文から到着まで2週間ちょっとかかるはずだったのですが、なぜか1週間くらいで届きました。400枚で142.15ドル(10%割引適用)なので、安くはないですね。
まとめて注文した方が単価が安くなるので、もうちょっと数を増やした方がよかったかもしれませんが、はじめてで「イメージと違った」という可能性もあったので、ちょっと少なめに頼みました。
クオリティも悪くなく、これまでの名刺以上にこの透明な名刺ケースとの組み合わせもよかったので満足しています。ご興味あれば、下記リンクからのアクセスで10%割引で名刺を作れるので試してみてください。
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http://www.moo.com/share/mmjtkz
ちなみに、写真の透明な名刺ケースは「SAROME SRM NA5」です。